♦️フリーター生活1日目〜配送助手〜
フリーター生活1日目。
寝坊することにびくびくしながら、10:20に起きるまで7度寝をするくらい睡眠が浅かった。
ぽっちゃりのためGぱん類が入らないので、スーツのズボンを履いて、バナナを4本携え、携帯で出家連絡をして、これからバイトに挑む。
ここに至るまでに様々なお祈りを受け取ってきた。
就活というものを体験したことがない身としては、祈られるのは初の経験だった。
まずは、「バイトル」「タウンワーク」に登録して無数の案件をパラパラ見てみる。
北に女子寮掃除のバイトあれば、(サイトに)行って応募してやり、
地元でみかんのネット詰めの案件があれば、(サイトに)行って応募してやり、
ホワイトデーが近く制服がオシャレな売り場があれば、電話して問い合わせてみ、
西に楽しそうなテレフォンオペレーター有れば、行って面接を受け、
全落ちの時は涙を流し、
日雇い得られなくオロオロ歩き、
皆にデクノボーと呼ばれてる気がして、
褒められもせず苦にもされず、
そういう者に、
私はなっていた。
ということで、ずーーーっと落ちたり、日雇いに登録を齷齪(あくせく)したり、電話してもチノパンがなくて案件受けられなかったり、案件がなかったり、してた日々からの脱却が叶った。
配送助手。
果たして自分にできる者なのか。
雨は大丈夫なのか。
無事着けるのか。
色々不安はあるが、今電車の中で眠らないこと、乗り過ごさないことだけに意識を割きながら、
ドキドキとワクワクと恐怖と気怠さのクワトロエモーションに晒されながら、電車に揺れている。
今日のやりたい:Gパンのボタン止められるようになりたい。